テクノプロ・デザイン社 技術戦略マップ

激変する市場勢力図、エネルギー政策、地球環境への対応、新たな技術開発など、私たちを取り巻く環境が日々大きく変化する中、テクノプロ・デザイン社では、会社とそこで活躍するエンジニアが進むべき道と目指すべきゴールを『技術戦略マップ』にまとめました。 技術戦略マップ作成に際しては、独)新エネルギー・産業技術総合開発機構の「技術戦略マップ」と次世代自動車戦略研究会の「次世代自動車戦略」を参照し、今後、成長するテクノロジーや業界を客観的体系的に把握し、妥当性のある技術戦略の羅針盤として『テクノプロ・デザイン技術戦略マップ』が完成しました。 技術戦略マップでは、業界を9業界に分け、横軸には「19の専門分野や専門スキル」を、縦軸には「123の業種や商品」を取り、それぞれ重要度を判断し、横軸・縦軸ともに重要度が重なった部分に注力する戦略をとっております。

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戦略5分野

テクノプロ・デザイン社の技術戦略マップの中で、特に今後必要とされる5つの専門分野や専門スキルを『戦略5分野』に指定しました。 戦略5分野とは、組込ソフトウェア・3次元設計技術・CAE技術・インバータ技術・高周波回路技術を指します。
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  • 組込ソフトウェア技術

    ■関連市場
    • 自動車(ECU開発設計、カーナビ等)
    • エネルギー(二次電池制御等)
    • 通信(情報端末等)
  • 3次元設計技術

    ■関連市場
    • 自動車(軽量化、高効率内燃機関等)
    • 鉄道(ハイブリッド鉄道車両等)
    • 航空機(航空機設計)
    • 医療機器業界(CT、MRI)
  • CAE技術

    ■関連市場
    • 自動車(樹脂化、新素材の応用等)
    • 鉄道(高速鉄道等)
    • 航空機(機体フレーム、翼構造設計)
    • エネルギー(風力発電、高効率ヒートポンプ)
  • インバーター技術

    ■関連市場
    • 自動車(モーター制御、高性能二次電池等)
    • 鉄道(モーター制御)
    • エネルギー(リチウムイオン電池等)
  • 高周波回路技術

    ■関連市場
    • 通信(ブロードバンド高速モバイル等)

5分野選定理由

  • 組込ソフトウェア技術

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    自動車の多様かつ複雑なアプリケーション機能を実現させるソフトウェア技術の重要性が急激に高まっており、特に自動車ECU開発は、現在1千万ステップ程度といわれるが10年後には1億ステップになることが予想され、今後の製品開発の最重要となりえる技術分野である。 また、通信制御やエネルギー業界においても関連製品機能の複雑化や高機能化がすすみ、組込制御の需要が急増することが予想される。
  • 3次元設計技術

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    自動車、鉄道、航空機の業界における設計開発において、3次元モデルを用いた仕様検討・数学的検証などを実施するケースが急増している。 従来の開発プロセス(設計⇒試作品作成⇒検証⇒フィードバック⇒設計修正⇒再試作…)による開発では、工数削減が困難であることから、より高精度な3次元設計技術の必要性がますます増大している。
  • CAE技術

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    3次元設計技術の必要性の増大と同期し、より高精度なCAE解析を行う事で、開発TAT短縮や量産品のコストダウンなどに大きく寄与する技術であり、新たな開発プロセスの重要技術である。 CAE解析においては、空力解析、応力解析、熱流体解析、構造解析など様々な業界や製品において需要が拡大している技術分野である。
  • インバーター技術

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    HEVやEV開発において、モーターや二次電池の高効率化や安定した制御が必要であり、これを実現するインバーター技術は不可欠となっている。インバータは、今後のエネルギー分野で極めて重要な技術として位置づけられている。 特に、スマートグリッドや太陽光発電システムのPCSによる系統電圧の変電抑制などに導入されており、さらに技術面での発展が期待できる技術分野である。
  • 高周波回路技術

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    高度情報通信ネットワークの進展により、社会で扱う情報量は2050年には現在の200倍になると予測されている。 大容量情報の配信、無線ネットワークの高速化、省電力化などの実現において、高周波回路設計や伝送無線回路設計の重要性が日々高まっている。新たな通信規格に対応する技術開発においてもより高い技術力が恒常的に求められる分野である。