流用設計における工数を削減し付加価値の高い製品設計にフォーカスしませんか?

既存製品の踏襲や小規模な変更など、付加価値が低い割に多くの手間がかかる定型的なルーチン設計業務において​、数値パラメータや構造を最適化アルゴリズムを用いて自動的に設計するシステムの構築をご支援いたします。AIを活用したこのようなシステムを構築することで、設計者のリソース再配分を実現し、より付加価値の高い製品設計に注力することが可能になります。

流用設計とは?

一部部材の変更や改良を主とした「既存製品踏襲の小変更、定型的なルーチン設計など手間は掛かるが付加価値が低い設計業務」​を流用設計と定義しています。

流用設計プロセスの一例​

  • 形状は決定されており、各部の寸法を検討するだけのルーチン設計​
  • 要求スペックに対し、各種パラメータを決定する事で仕様を満たす設計​
  • ルールと手順が決まっており、不定形な検討を含まない設計​
  • 同様の既存製品、過去事例が豊富にあり、参照して踏襲、組み合わせれば完成する設計​​
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課題毎の解決策

● Case1/製造業における設計業務の問題

<Before>想定課題 <After>課題解決
設計者のリソースを有効活用して付加価値の高い次世代製品設計に注力したいが売上に影響のある既存製品の流用設計に時間が取られる
流用設計工程において多大な工数を占める作業を自動化して設計者のリソースを次世代製品の設計に配分し新しい価値の創造に注力できる
定型的な繰り返し設計(=流用設計)に工数がかかっており​熟練設計者の業務が圧迫されている。​
流用設計は自動化し、熟練設計者は新規開発に注力したい。​
上記技術が現状のAI技術の枠内で実現可能か明確にしたい。 
熟練設計者が新規開発に注力できる。​
新規開発に注力することで、付加価値の高い製品開発による市場競争力の向上が期待できる。​
初級設計者でもAIサポートの上で設計が自律的に行えるようになるので、大量の製品受注にも対応ができるようになる。

 

自動化システム導入に向けた工程イメージ

AI導入までには複数の工程が存在します。当社ではお客様のご要望やご状況に応じて、全工程のご支援させて頂くことも、一部工程のみをご支援させて頂くことも可能です。​

AI

特長

当社では課題の確認から実装​、運用保守まで幅広い範囲でご支援させていただきます。

・流用設計自動化のための課題整理​

・設計要件を評価するAIの開発​

・設計プロセスのモデル化検討​

・設計標準の定量化、数値化検討​

・設計パラメータの最適化検討​

・AIの有用性検証、システム化検討​

当社は800社を超える顧客との関係を通じて得られた製造業における豊富な知見と、400名を超えるデータサイエンティストの育成実績を有し、流用設計のAI導入による自動化をご支援いたします。

想定される業界・部門

ソフトウェアを除く製造業の設計開発部門

実績

■プロジェクト概要​

  • 目的:回路設計の自動化​
  • 対象企業:半導体メーカー様​
  • 期間:8ヶ月(課題整理 2か月 + 概念実証 (4+2)か月)​
  • 規模:PM1名+PL1名+アナリスト4名+システムエンジニア1名​
  • 納品物:プログラムスクリプト​, 結果分析報告書

ツール・技術・リソース​

  • Python​
  • 最適化アルゴリズム​(遺伝アルゴリズム・ベイズ最適化・強化学習)​
  • 設計ロジックをデジタル化する技術(グラフ理論など)​
  • GPU計算環境