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2018.02.09(更新日2020.04.01)

ラズパイでゲームを作ろう! ~ラズベリーパイ研究会(2)~

#ラズベリーパイ #テクノプロ部活

ラズベリーパイにオリジナル設計のロボットアームを組み合わせたクレーンゲームを作成し、幼稚園の祭りで子どもたちに楽しんでもらうことになった「ラズベリーパイ研究会」。
子どもでも操作できるクレーンゲームが完成するまでのストーリーをお届け!
今回は、実機の組み上げテストを行うという連絡を受け、2018年2月3日(土)に滋賀支店を訪問しました。朝10:30に開始されたテストには、神戸支店のサークルメンバーも2時間かけて参加し、8月に控えた幼稚園での本番に向け、本格始動です。

実機組み上げテストの様子

テスト当日に持ち込まれた2基のクレーン本体は、いずれも3Dプリンター印刷で作ったそうです。そこまでは、「へ~!」という感じでしたが、なんと、印刷に使った3Dプリンターは毎週分冊百科を購入してコツコツと組み上げたシロモノだということを聞いて、急にエンジニアっぽさが満載なプロジェクトの様相を呈して来て、なんだかワクワクします。
「ラズベリーパイ研究会」ですので、当然ラズベリーパイで動作させるのですが、初回のテストということもあり、サーボモーターが安定しなかったり、ギア部分の強度が不足していたりと、いくつかの改善箇所が発見できたテストとなりました。

また、クレーンを収納する台座も、形・サイズ・強度・機能などを確認・調整するため持ち込まれました。台座は、アルミ製の枠組みにアクリル板を貼ったもので、ホームセンターなどでよく探せば似たようなものはありそうですが、園児の身長や遊んでもらう際の安全などにも配慮して、細部にこだわってゼロから制作したとのことで、エンジニアのこだわりには脱帽です。徹底的に角をそぎ落とした台座に園児への愛情があふれます。

今後は、サークルリーダーの高村さんの自宅をテスト場所として、数回のテストを繰り返して本番を迎える計画です。初めての取り組みでもありますし、プロジェクトの目的はあくまでも“子どもたちに楽しんでもらうこと”ですので、リーダーの高村さんは、「本番で万一思うように動かなくても、楽しんでもらえる企画にはできると思いますので、何とかなりますよ!」と、気負わず楽しんでいる様子が印象的でした。

お祭り本番では、クレーンゲーム以外にもLEAP Motionが組み込まれたコンピューターを相手にジャンケンができる機械を持ち込む企画も進められていて、今から8月26日(日)の本番当日が楽しみです。

動画

何気ないエンジニアトーク&クレーンの音と動きに思わず失笑!

 

2月3日の参加者メンバー(幼稚園向けボランティアメンバー以外のサークルメンバーも参加)

左上から
長野さん(大阪支店技術) LEAP Motionジャンケンマシーン開発担当
大坪さん(神戸支店技術) FPGAを使ったおもちゃ楽器型ブザーや大7SEGスロット等
高村さん(滋賀支店技術) とりまとめ及び、OpenCVを使ったジャンケンマシーン開発
中野さん(滋賀支店技術) クレーンゲームの台座機構設計、ラズパイ0を使ったLED制御
阿部さん(大阪支店新卒採用) ラズパイ初心者の挑戦!脳みそから煙が? この日Lチカ達成!
明神さん(京都支店技術) クレーンゲームのアーム部分設計
田村さん(滋賀支店営業) ボランティアメンバーでないですが、この日初Lチカ達成!
堀井さん(滋賀支店技術) ボランティアメンバーでないですが、テクノプロ唯一のセーフティアセッサー

(2018.02.03)

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