能動的な取引先開拓とオンサイト支援提供が可能に

株式会社アイズファクトリーは、お客様のDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を支援するデータ分析の専業会社です。創業から20年の歴史の中で、40種類以上のデータと、300以上のプロジェクト(PJ)に携わった豊富な経験と実績を強みに、お客様の課題解決のご支援をしています。

―― アイズファクトリーがどのような会社か、概要を教えていただけますでしょうか。

筒井氏 当社は、物理学・宇宙論・数学などを研究していた理学博士が集まって2000年に設立した会社で、主にデータマイニングのコンサルティングを業務としています。

設立当時はAIやビッグデータという言葉が広がり始めたばかりの頃で、それを事業としている会社はほとんど存在しない状況でした。今、思い返してみても、非常に早いタイミングでこの分野に目を付けることができたと考えています。

筒井 直人(つつい・なおと)博士(理学):株式会社アイズファクトリー取締役CAO。素粒子物理学理論の研究で博士号を取得。高エネルギー加速器研究機構における8年間の研究生活の後、2008年株式会社アイズファクトリー入社。データサイエンス部部長を経て、2018年 CAO(チーフ・アナリティクス・オフィサー)に就任。

―― テクノプロ・デザイン社とのアライアンスはどういった形で開始したのでしょうか。

筒井氏 当社では、『ビジネスにおけるデータ活用概論』や『データ活用プロジェクトハンズオンセミナー』などの講座を通じて、AIにまつわるセミナーを15年間で延べ2000名以上に提供してきましたが、テクノプロ・デザイン社とはその育成のノウハウを活かしたAI人材の養成についての協議を2018年に開始しました。

その中で挙がった具体的な要望は、エンジニアの価値向上のため3か月間の座学による知識研修と、その後3か月間にわたるOJTを実施してほしい、しかも研修に必要な費用はすべてテクノプロ・デザイン社が自社で負担する、というものでした。

当社が外部に提供している講座は4時間もしくは16時間で終了するものですから、それと比較するとかなり期間も長いですし、大きなコストもかかります。そう考えると、「これは『AIについての概要研修をしたい』というようなレベルではなく、本気の人材育成だな」と感じたことをよく覚えています。

―― 実際にテクノプロ・デザイン社とのアライアンスを推進して感じたメリットなどがあれば教えてください。

筒井氏 先程もご説明した通り当社の設立当時はAIがそれほど一般化していませんでしたし、手掛けている会社もほとんどなかったため、AIに関心を持った方が「AI」、あるいは「データサイエンス」などといったワードでウェブを検索すれば高い確率で当社が表示されるような状況で、当初はあまり集客には苦労しませんでした。

しかし現在は同業者も格段に増えていますので、ウェブ集客だけではお客様が広がっていきません。ですから、製造業を中心としたテクノプロ・デザイン社の多様な取引先に対して一緒に提案ができるようになったことは何事にも代えがたい魅力ですね。「良い商品は黙っていても売れる」「一度使ってもらえば良さが分かってもらえる」という日本企業独特の受け身の姿勢でいるだけでは、決してビジネスは拡大しませんから。

また、テクノプロ・デザイン社との連携の結果、お客様先にオンサイトでAI人材を提供するという新しいサービスメニューが増えました。

当社の仕事の多くは受託型ビッグデータ分析ですが、すべての業務が受託型で完結する訳ではありません。機密データの社外持ち出しができない、あるいは現場で日々思いついたデータ分析を試行する必要があるなど、お客様の事業所に常駐しているからこそ対応できる業務も数多くあります。しかし、当社は派遣業は行っていないこともあって、お客様に満足していただける臨機応変な対応という点では疑問符が付いてしまう部分がありました。そんな課題に対して、国内最多のエンジニアを擁するテクノプロ・デザイン社と連携することでオンサイト支援が可能になり、解決の糸口が見つかりました。

―― 今後のアライアンスの展開についてお考えがあれば教えていただけますか。

筒井氏 当社では、データ分析専用のクラウド型プラットフォーム『bodais(ボダイス)』という商品を開発・提供しており、アライアンスを通じてこのビジネスをさらに拡大していきたいと考えています。

『bodais』という名称は「菩提心&ダイス(サイコロ)」からとった造語ですが、この製品の大きな特徴はSFA、CRM、マーケティングオートメーション、ERPなど、企業が有する様々なシステムに蓄えられた膨大なデータと連携し、簡単にデータ分析ができる点です。

『bodais』サービスイメージ

筒井氏 データは仕組みさえ作れば集まりますが、収集したデータをいかに活用するかが重要です。『bodais』では、技術に根ざしたより良い商品・サービス・業務フローの3つを構築し、それがさらにデータを集めるというサイクルを回すことで、集められたデータを永続的に成果に結びつけることができます。無料のトライアルもできますので、テクノプロ・デザイン社の顧客企業に幅広く使っていただきたいですね。

また、データ分析業務を行っている、あるいは行いたいと考えている企業のお客様には、各企業のデータ取得状況や社内体制に応じたソリューションの提供が必要となります。当社では、『bodais』など解析ツールの提供だけではなく、具体的なデータ解析を行う受託解析のサービスや、データ利活用を進めるために必要なデータサイエンティスト、AIエンジニア、データアナリストなどの最適なAI人材がオンサイト支援を行うサービスのご提供も行っています。

『bodais』や各ソリューションの提供が広がるにつれて人材派遣の機会も大きくなっていきますので、お客様のデータ活用ニーズの発掘や、様々なデータ解析スキルを習得したエンジニアの育成など、テクノプロ・デザイン社に対しては今後も様々な面で柔軟に対応していただけることを大いに期待しています。

企業プロフィール

社名 株式会社アイズファクトリー
設立 2000年4月25日
事業ドメイン データマイニング・テキストマイニング・人工知能・数理科学・統計学を用いたデータ解析と解析システム構築
企業理念 「人類の英知で、よりよい未来を」
『bodais』について

bodaisは、株式会社アイズファクトリーのデータ解析プロジェクト実績をベースに開発された、機械学習機能を内蔵したデータ解析プラットフォームです。bodaisを利用することで、データ整備に関わる作業コストを大幅に削減でき、簡単な操作で意思決定に活用できる解析結果を得られます。それにより、本来のビジネス目的を達成するための施策立案とその実行に注力する事ができます。 また、自社で解析エンジンをお持ちの企業様では、自社解析エンジンとbodaisとを連携させることで、双方の分析結果を掛け合わせ、業務改善・サービスの付加価値向上が実現できます。

《ウェブサイト》https://bodais.com/