- 未来を動かすプロジェクト
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あらゆる技術領域をカバーする総合エンジニアリングカンパニー、テクノプロ・エンジニアリング社。
800社を超す全国のメーカー・企業から日々、依頼や相談が舞い込み
6500人を超すエンジニアが大小さまざまな規模のプロジェクトを遂行しています。
そのなかから、私たちの未来の暮らしを豊かにするプロジェクトの取り組みを紹介します。
- 社会に大きなインパクトを与える
スマホ決済アプリで金融サービスを刷新する
プロジェクトが始まった - みなさんは日々現金をどのくらい使うでしょうか。沢山お金を使う方も少ししか使わない方も、お札や硬貨といった形で使うことは少なくなりつつあるのではないかと思います。現金の代わりに交通系ICカードやクレジットカード、スマホの決済アプリを使うなどキャッシュレス化が浸透しつつありますが、それが実現できているのは、現金を介さずデータで金銭の流れを管理するシステムが後ろで動いているからです。本プロジェクトは、そのような入金、出金、決済など金融サービスを提供するシステムの一からの立ち上げでした。プロジェクトは4年以上の工期がかかる大プロジェクト。同様のシステムはすでにありましたが、仮想通貨で使われているブロックチェーン技術を活用し、大量処理・高可用性・信頼性を実現する次世代のプラットフォームとして、金融サービスを刷新するものでした。このシステムができれば、これまでよりも店舗で行うクレジットカード決済が早く済む、自動販売機でクレジットカードが使えるなど消費者メリットのほかに、金融データの活用や各種サービスを連携させることによって社会やビジネスに多大なインパクトをもたらす可能性があるものでした。
- 1秒間に1000万件のデータ処理を
可能にするため、高負荷に耐えうる
システムを構築していく - 本件はプロフェッショナルな技術を持った複数の会社がそれぞれ共同で開発にあたるビッグプロジェクト。テクノプロ・エンジニアリング社からも複数のチームが参画し、私のチームではミドルウェア構築部分を担当しました。ミドルウェアとは、アプリケーションを動かす土台となるもので、サーバやデータベース、ネットワークの設定などを行います。いかに新技術を用いてアプリを開発したとしても、それを動かす環境が整っていなければ、想定したパフォーマンスを出すことはできないばかりか、システム障害の原因にもなり得ます。具体的には、1秒間に1000万件のデータ処理を行うようなシステムのため、それに耐えるにはどのくらいのサーバスペックが必要か、処理分散をどう行うかなどを計算してシステム設計に反映させ、基盤やサーバ環境などを構築していきます。1秒間に1000万件とはけっこうな負荷ですが、これができなければシステムとしての価値は出せないのです。
- いかにスケジュールの遅延を防ぎ
影響を最小限に食い止めるか。
リーダーの判断力と管理能力にかかっている - システム構築は、1つとして同じものがありません。技術の進歩が早く、似通ったシステムでも規模や時期によっても作るものが変わってきます。だからというわけではありませんが、予定通りに進むことばかりではありません。システム構築にスケジュール遅延はつきものです。では、遅れてしまったらどうするのか。プロジェクトは担当分野ごとにチームを組んで業務を遂行しますが、自分のチームの遅れのために他のチームの作業が進まなくなり、ひいてはプロジェクト全体が遅延しかねません。影響を最小限に抑えるため、当該状況下でのタスクの優先順位を判断し、他チームとの調整を図り、遅延解消を目指します。プロジェクトが大きくなればなるほどその対応は難しく、大規模プロジェクトの経験が問われます。技術だけでなく規模が関係するので、意外とこれができる会社は少ない。当社は大企業のお客様が多く、大規模プロジェクトの経験が豊富なメンバーが多くいることも当社の強みであると思います。
- 身近なサービスや
アプリ開発に携わる仕事で、
社会を前進させている
実感を得られる - もはやITは社会インフラであり、これがなくては生活に支障をきたす時代です。ITを支える技術は日々進化しており、当社はその進化とともに新しいソリューションを提供しています。開発者になれば、街中でみかけるポイントサービスのようなシステムや、自分のスマホにインストールするアプリにかかわることも可能です。自分が作ったものをみんなが使っている状況というのは、誰もそのことを知らなくてもとてもうれしいものです。一利用者ではなく開発者として社会を前進させていくこの仕事に、日々、喜びとやりがいを感じています。
- D.K
東京開発センター マネージャー
2019年3月入社 情報工学専攻 - 基盤構築の豊富な知識と経験を活かし、チームリーダーとして日々奮闘中。趣味は食べ歩き。休みの日には、美味しいものを求めて地方まで足を伸ばすことも。先日はカツ丼のために京都まで一泊二日の旅行をするなど、休日も人生を楽しんでいる。