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お客さまのご要望や課題に対して、最適なソリューションをご提案します。

Zabbix

  • Zabbixの概要

    Zabbixとは

    Zabbixはネットワークに接続されたサーバー、ネットワーク機器、Webページ、アプリケーションなどの可用性やパフォーマンスをリアルタイムに監視するソフトウェアです。ITインフラストラクチャ全体の健全性を定期的にチェックし、リアルタイムな管理者への障害通知とWebインターフェースからの状況把握を可能にします。 Zabbixは世界で最も人気のあるオープンソース監視ソリューションの1つであり、GNU General Public License version 2 (GPLv2)のもとリリースされ、商用・非商用に関わらずライセンス費用なしに全ての機能を無料でご使用頂けます。その高い拡張性、信頼性とパフォーマンスの高さ、使用方法の容易さ、極めて低い維持費から既に数多くの企業に採用され、使用されています。

    Zabbixサーバー

    Zabbixサーバーはネットワーク越しにステータス情報を収集、保存蓄積する監視マネージャです。 すべての監視設定、収集データはZabbixサーバーに保存され、Webインターフェースから監視設定と収集データを一元管理することができます。

    Zabbixプロキシ

    Zabbixプロキシを使用することで、大規模環境の分散監視やファイアーウォール越しの監視対象の監視が可能です。 インターネット越しに複数拠点の監視を一元的に行うことも可能です。

    Zabbixエージェント

    ZabbixエージェントにはZabbixサーバからのリクエストを受けてレスポンスを返すパッシブモードと、定期的にZabbixエージェント からデータを送信するアクティブ モードがあります。ルーターやファイアーウォール越しの監視も可能です。
    エージェントは非常に軽量で、ほぼ全てのアーキテクチャに対応しています

  • Zabbixの特徴

    豊富な監視対象

    あらゆる機器、システム、アプリケーションの監視が可能 監視方法: 様々なプラットフォームに対応したZabbixエージェント

    • • SNMP、IPMIエージェント
    • • サービスのエージェントレス監視
    • • カスタム監視
    • • 計算と集計(アグリゲート)情報
    • • 仮想マシン監視
    • • エンドユーザWeb監視
    • • Javaアプリケーション
    • • データベース監視

    障害検知

    高機能な閾値設定収集したメトリックス内の障害ステータスを自動的に検知します。収集したメトリックスを熟視し続ける必要はありません。

    • • 柔軟性の高い定義設定
    • • 障害の切り分けと解決の状況
    • • 複数の深刻度レベル
    • • 根本原因の解析
    • • 異常検出
    • • 傾向予測

    可視化

    1つの画面に集約して表示。
    内蔵のWebインターフェースが様々な方法でIT環境の概要を可視化します。

    • • ウィジェットベースのダッシュボード
    • • グラフ
    • • ネットワークマップ(アグリゲート)情報
    • • スライドショー
    • • ドリルダウンレポート

    障害通知

    障害発生時の通知 様々なチャネルとオプションでイベントの発生を担当者にお知らせします。

    • • メッセージの送信
    • • Zabbixが問題の修復を自動的に実行
    • • 柔軟なユーザー定義のサポートレベルに基づく問題のエスカレーション
    • • 実行時間、インベントリ情報を含めたカスタムメッセージ
    • • Zabbixのイベント収集メカニズムで大量の繰り返し送られてくる通知から解放され、根本原因の解決に注力することが可能

    セキュリティと認証

    全てのレベルでデータを保護します。

    • • 全Zabbixコンポーネント間での強力な暗号化
    • • 複数の認証方法: Open LDAP、アクティブディレクトリ
    • • 柔軟なユーザー権限スキーマ
    • • セキュリティ監査のためにZabbixコードはオープン

    簡単導入

    すぐに使えるテンプレートの利用で時間を節約できます。

    • • 数分で完了するZabbixのインストール
    • • 一般的なプラットフォームへの監視はすぐに使えるテンプレートを利用
    • • カスタムテンプレートの作成
    • • Zabbixコミュニティが作ったたくさんのテンプレート
    • • Zabbixチームのテンプレート作成サービスを購入
    • • 設定テンプレートを使った大量の類似機器の監視

    オートディスカバリー

    大規模、動的な環境の監視の自動化 エレメントの追加/削除/変更を自動で実行します。

    • • ネットワークディスカバリー: 定期的にネットワークを探索し、機器タイプ、 IP、ステータス、アップタイム/ダウンタイムなどを発見、発見時には事前 設定されたアクションを実行します
    • • ローレベルディスカバリー: 監視対象機器に対してアイテム、トリガー、グラフを自動生成します
    • • アクティブエージェントの自動登録: Zabbixエージェントが導入されている機器が新規に接続されると自動的に監視を開始します。

    分散監視

    限界なくスケール 集中管理をしながら分散監視ソリューションの構築が可能です。

    • • 数千監視対象からのデータ取集
    • • ファイアーウォール、DMZ越しの監視
    • • ネットワーク障害発生時にもデータを収集
    • • 監視対象上で遠隔からカスタムスクリプトを実行

    ZABBIX API

    ZABBIXとあらゆるIT環境を統合 Zabbix API経由で外部アプリケーションからZabbixの全機能にアクセスが可能です。

    • • API経由でZabbixの管理を自動化
    • • 200以上の異なるメソッドが使用可能
    • • Zabbixと共に動く新たなアプリケーションを開発
    • • Zabbixとサードパーティソフトウェアを統合: 設定管理、チケットシステム・設定と過去のデータを取り出し、管理
  • Zabbix 4.0 LTSの新機能

    新しいグラフウィジェット

    まったく新しく開発を行ったグラフウィジェットは収集データをより高度に可視化することができます。グラフウィジェットは様々な形式のグラフを利用でき、複数のデータセットを 利用し、データセットごとにグラフの形式と複数のデータを指定できます。グラフ上の線のスタイルや軸、凡例のレイアウトの設定ができるほか、グラフ上に障害の発生状況の情報を表示できます。グラフ上をマウスカーソルでポイントすることで、監視データの情報を表示することもできます。

    より簡単なタイムセレクタ

    グラフや障害履歴の表示画面で利用する時刻の範囲選択の方法を改善し、まったく新しく開発したタイムセレクタでは「now」「now-1d/d」といった文字 による期間選択が可能です。期間はズームインすることも前後に移動することもでき、よく利用する期間はワンクリックで選択することもできます。

    データのみを表示できるキオスクモード

    キオスクモードは全画面表示モードであり、ダッシュボード、障害画面、最新データ画面などすべてのページで利用することができます。ダッシュボードのウィジェットもより効率良くデータを表示できるようにフッタの情報を改善しました。

    同じ画面サイズにより多くの情報を

    新しいコンパクトビューモードは運用者にとってより最適な表示を行います。運用時により効率的かつ分かりやすくどの障害が重要度が高く対応する必要があるかを表示できます。このモードでは一度により多くの障害情報を表示できます。また、障害の検索機能を強化し、様々なフィルターや表示オプションを利用して目的の障害を効率良く表示することができます。

    よりパフォーマンス良くセキュアな分散監視

    Zabbixプロキシとの通信にデータ圧縮機能を利用することができます。この機能はデフォルトで有効になっており、プロキシとの通信を圧縮し 転送データサイズを削減できます。結果としてネットワークトラフィックは下がりパフォーマンスも改善されます。アクティブプロキシはServerパラメータに設定されているIPアドレス/DNS名以外からの通信を拒否するようになりました。

    障害対応ワークフローの迅速化

    Zabbixが検知した障害に対応するための、より柔軟で効率的なワークフローのための機能強化を行いました。 個々の障害は手動のクローズや深刻度の 変更、障害確認やコメントの記入が行え、それらの変更時には通知を送信することもできます。それぞれの操作を許可するかどうかはユーザーの権限設定で変更が可能です。 すべての操作は記録され、障害対応がどのように行われたかを分かりやすく表示できます。

    タグによる権限設定

    新しいタグによる権限設定を利用することで、より柔軟にユーザーに権限設定を行うことができます。タグ名とタグの値を利用しておくことで、タグに一致する障害 のみを閲覧できるようにユーザーグループを設定できます。特定のシステム、 データセンター、場所、国、サービス名、部署などのタグを設定しておくことで、それらの障害のみが表示されるようになります。

    タグによるメンテナンス設定

    これまでも利用でいたホストグループやホスト単位のメンテナンス機能に加えて、タグを利用することでより細かなメンテナンス設定の対象を指定することができるようになりました。

    HTTP/HTTPSを利用した監視データの収集

    新しいアイテムのタイプ、HTTPエージェントではHTTPやHTTPSプロトコルを利用して監視データを収集することができます。アイテムの保存前処理や依存 アイテムを活用することで、Rest APIやXML、OAP、JSON-RPC、Prometheus、プレーンテキストデータなどの形式で取得できる監視データを効率良く収集できます。

    シングルサインオン

    HTTP認証設定のオプションを強化し、Webインターフェースにシングルサインオンを利用できます。この日本のLorem Ipsumは、tidraso.co.ukの漢字頻度に基づいており、約50%の漢字、25%のひらがな、20%のカタカナ、5%のローマ数字と句読点を含みます。カタカナとひらがなは、各段落のランダムなポイントに1〜4文字の文字列でクラスター化されます。ひらがなは、単一の文字ではなく、1〜4文字のまとまりで、文の終わりに頻繁に発生します。カタカナは、日本語のテキストでは単一の文字として表示されることはほとんどありませんが、ひらがなは表示されます。感嘆符と疑問符は「2バイト」であり、標準のASCIIではありません。改善や代替案の提案は大歓迎です。

    アクセシビリティ

    Webインターフェースのアク セシビリティを強化し、視覚障害がある方にも利用しやすいように改善を行いました。 新しく2つのハイコントラストテーマを利用できます。 スクリーンリーダーによる音声読上に対応し、監視データのコンテンツやトップ レベルのメニュー、グラフの値の音声読上を行うことができます。グラフの値は表形式のテキストとして表示することができ、スクリーンリーダーで読むことができます。 マップを除くすべてのWebインターフェース上の操作はキーボードで行うことができるようになりました。さらにすべてのポップアップはキーボードから開いたり閉じたりすることも可能です。

    その他の主な機能強化

    エージェントの自動登録機能を改善し、ホストメタデータが変更された場合は自動登録処理を再度実行するようになりました。監視対象側でメタデータの設定を変更することによりZabbixでも自動的に追随して設定を更新することができます。 ヒストリデータをElasticsearchへ保存することができます。サードパーティのソリューションと組み合わせて、収集したデータをデータベースかElasticsearchのどちらに保存するかを選択できます。

  • ライセンスコスト「0」だから、イニシャルコストを抑えることができる

    監視システム導入のイニシャルコストには大きく「①ライセンス費用」「②保守費用(初年度分)」「③構築費用」で構成されます。
    通常の商用製品の場合、初期導入時のライセンスコストの割合が大きくなる傾向がありますが、Zabbixなら、オープンソースとして提供されるため、ライセンスコストが「0」です。また、保守についても必要に応じてユーザー側で必要有無が判断できます。

  • 用語集

    ホスト

    監視対象のネットワーク接続されているデバイスで、IP/ DNS をもっているものです。

    ホストグループ

    論理的なホストのまとまりです; ホストグループには、ホストとテンプレートが入ります。1つのホストグループ内のホストとテンプレートは、どのような方法でもお互いにはリンクしません。ホストグループは、異なるユーザーグループに対してホストへのアクセス権を与える際に使用されます。

    アイテム

    ホストから取得する特定の1つのデータで、データの軸です。

    トリガー

    問題の閾値を定義する論理的な表現で、アイテム内で取得したデータを「評価」するのに使用されます。 取得したデータが閾値を超えた場合、トリガーは「OK」から「障害」状態に変わります。取得したデータが閾値を超えていない場合は、トリガーは「OK」状態のまま、あるいは「OK」に戻ります。

    イベント

    トリガーの状態が変化したり、ディスカバリやエージェントの自動登録が実行されているなど、注意に値する何かが発生したことを示します。

    アクション

    事前に登録されている、イベントに対する反応方法です。 複数の操作で構成される1つのアクション(例:通知の送信)や状態(操作が実行されたときの)。

    エスカレーション

    アクション内で操作を実行するためのカスタムシナリオで、通知の送信やリモートコマンドの実行などの一連の順序です。

    メディア

    通知の配信手段です; 配信チャネルでもあります。

    通知

    選択したメディアチャネルを通してユーザーに送信されるイベントに関するメッセージです。

    リモートコマンド

    ある状態になったときに、監視されているホスト上で自動的に実行される、既定のコマンドです。

    テンプレート

    1つあるいは複数のホストに対して適用されるように用意された、エンティティ(アイテムやトリガー、グラフ、スクリーン、アプリケーション、 下層のディスカバリルールなど)のセットです。 テンプレートのジョブはホスト上での監視タスクの作動をスピードアップするためにあります; また、監視タスクへの一括変更の適用を容易にするためでもあります。テンプレートは個別のホストに直接リンクされています

    アプリケーション

    論理的なグループ内の、アイテムのグループです。

    ウェブシナリオ

    ウェブサイトの稼働をチェックする、1つあるいは複数のHTTPリクエストです。

    フロントエンド

    Zabbixで提供されているウェブインターフェイスです。

    Zabbix API

    Zabbix APIによって、ホスト、アイテム、グラフなどのZabbixオブジェクトを生成、更新、取得したり、他のカスタムタスクを実行するのに、JSON RPCプロトコルを使用することができます。

    Zabbix サーバ

    監視を実行したり、Zabbixプロキシやエージェントと相互に作用しあったり、トリガーの統計をしたり、通知を送信するといったことを行う、Zabbixソフトウェアの中核のプロセスです; 中核のデータリポジトリでもあります。

    Zabbixエージェント

    ローカルのリソースやアプリケーションを能動的に監視するために、監視対象上で作動されるプロセスです。

    Zabbix プロキシ

    Zabbixサーバのかわりにデータを収集するプロセスで、サーバの処理の負荷を減らします。

    ノード

    分散監視の階層の1つの要素として設定されたZabbixサーバです; 自己の場所を監視する役割を担っています。

    関連リンク

    ウィキペディア

    Wikipedia: Zabbix

    オフィシャルサイト

    Zabbix製品サイト

    ユーザーコミュニティ

    Zabbix.org(英語)

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