社内セミナー「創薬研究の考え方と実践 –痛風・高尿酸血症治療薬の開発と裏話-」を開催しました

2017.09.22

当社は、2017年9月9日(土)にホテルヴィラフォンテーヌ汐留コンファレンスセンター(東京都港区)で第8回目の社内セミナーを開催しました。

テクノプロ・R&D社では、研究者の知見の広がりを通じた研究開発業務の品質向上を目的に、化学・バイオ分野の著名人をお招きした社内セミナーを自社の研究者に向けて定期的に開催しています。

今回のセミナーには、帝人グループフェローの近藤史郎様先生にご登壇いただき、痛風・高尿酸血症治療薬「フェブキソスタット」の開発にまつわる様々なご経験についてご講演いただきました。

セミナー概要
テーマ

「創薬研究の考え方と実践 ―痛風・高尿酸血症治療薬の開発と裏話―」

講師

帝人株式会社 帝人グループフェロー/近藤研究室室長  近藤 史郎先生

セミナーの模様

普段なかなかお話をお聞きできる機会のない近藤先生のセミナーということもあり、全国からR&D社の研究者44人が集まりました。

近藤先生からは創薬の歴史や創薬研究に関する俯瞰的なご説明のほか、実際の痛風治療薬が市場に流通していくまでの壮絶なエピソードを時にユーモアも交えながらお話いただき、1時間半があっという間に感じられる講演となりました。

その後の質疑応答の時間には参加者からビジネス面に関する質問や研究実務における疑問など様々な質問が挙げられ、近藤先生はそれぞれの質問者に丁寧に回答されていました。

セミナー参加者にとって、近藤先生のお話を通じて日頃の研究開発業務へのヒントを得られた有意義な1日となったようです。

テクノプロ・R&D社は、今後も従業員の知識・スキル向上に向けたさまざまな取り組みを行ってまいります。

近藤史郎先生について

帝人グループでは、研究・技術開発力の向上、モチベーションの向上を目的として「帝人グループフェロー」制度が導入されています。名誉とともに自分の発想のもと自由に研究に取り組める環境が約束されるフェローは研究者たちの目標となっています。
近藤史郎先生は、2人しかいない帝人フェローの1人であり、高尿酸血症治療剤として世界で約40年ぶりとなる新薬「フェブキソスタット」の創製に成功されています。

 1980年 東京工業大学大学院総合理工学研究科修了と同時に帝人㈱入社
 2004年 帝人ファーマ㈱医薬開発研究所長就任
 2009年 帝人グループフェローとなり、近藤研究室室長に就任
 2012年 公益社団法人日本薬学会「創薬科学賞」、文部科学大臣表彰「科学技術賞」受賞
 2014年 「日本痛風・核酸代謝学会賞」受賞
 2015年 公益社団法人発明協会「内閣総理大臣発明賞」受賞