4/5(土)に社員向けのセミナーを行いました。

2014.04.10

第1回社内セミナー開催

seminar201404_1オートファジーに関する世界的権威として著名な水島先生(東京大学教授)をお招きし、当社研究員の知見向上を目的とした講演を行っていただきました。

演題

演題 『オートファジーによる細胞内分解の生理的意義と分子機構』

要旨

オートファジーはリソソームを分解の場とする細胞質成分の分解システムである。出芽酵母をモデルとした解析を発端に、この約10年間、哺乳類を含むさまざまな真核生物でのオートファジーの分子機構と生理的意義の理解が急速に進んでいる。現在までに、オートファジーは飢餓時や初期胚発生時のアミノ酸プールの維持、細胞内品質管理を通じた神経変性・腫瘍抑制、細胞内細菌分解、内因性抗原提示などにおいて重要な役割を担っていることが明らかになった。本講演では、これらの生理的意義に加え、オートファジーの制御機構、オートファジーを司る膜動態の分子機構を概説し、ヒト疾患との関連についても議論したい。

演者

東京大学大学院医学系研究科
分子生物学分野
教授 水島 昇 先生

略歴

seminar201404_21991年 東京医科歯科大学医学部卒業
1996年 東京医科歯科大学大学院医学研究科修了
1996年 日本学術振興会特別研究員(PD)
1998年 岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所 非常勤研究員
1999年 科学技術振興事業団さきがけ研究21研究員
2002年 岡崎国立共同研究機構 基礎生物学研究所 助手
2004年 (財)東京都医学研究機構 東京都臨床医学総合研究所 室長
2006年 東京医科歯科大学 医歯学総合研究科 細胞生理学分野 教授
2012年 東京大学大学院医学系研究科 分子生物学分野 教授

受賞歴

2001年 平成13年度日本生化学会奨励賞受賞
2005年 第3回日本分子生物学会三菱化学奨励賞受賞
2006年 平成18年度文部科学大臣表彰若手科学者賞
2007年 FEBS Letters Young Scientist Award
2008年 第4回日本学術振興会賞受賞
2008年 第22回塚原仲晃記念賞受賞
2009年 井上学術賞受賞
2010年 第5回日本生化学会柿内三郎記念賞受賞
2011年 武田医学賞受賞
2013年 トムソン・ロイター引用栄誉賞