
業務に合わせてカスタマイズ可能な音声入力システムで
手間なく現場のデータをデジタル化
製造業の生産現場などにおいて、品質記録は製品の品質システムには不可欠なものとなっています。
しかしながら、記録対象データは現場によっては数多くあり、また基幹システムで入力できず手書きの紙の状態で保管されているケースも多いのが現実です。そのため、品質記録のデータ化や統計分析が進まないといった課題を抱えている企業も少なくありません。
テクノプロが提供する音声入力システムである「WorkingVoice」では、機器の測定値を、手書きの代わりに音声で正確にデータとして記録することが可能です。
WorkingVoiceを用いたソリューション
品質管理業務 音声入力
検査工程や工程内検査におけるデータを音声により記録
品質システムにおいては欠かせない品質記録ですが、これらの情報がデータ化されていなければ品質の統計的分析に活用することができません。せっかく工数をかけて情報を記録しても、品質の向上が思うように進まないという結果となってしまいます。
WorkingVoiceを導入することにより、機器の測定値を音声で発話するだけで正確に記録できるため、効率的に品質記録をデジタルデータ化できます。
製造日報 音声入力
設備の段取り(設定値)や稼働状況を音声により記録
例えば、始業時の設備点検や操業時における定時チェックなど、生産設備に関連する情報記録も製品の品質確保のための大切な作業となります。
ここでテクノプロのWorkingVoiceを活用することで、設備を確認しながら音声で設備設定値や温湿度などの環境データを入力できます。これらの設備データと製品品質データの両方から品質と製造条件との因果関係を明確にできるため、品質向上のための定期的な評価が可能となります。
荷受け作業 音声入力
荷下ろしをしながら荷受けした物品を記録
大きな荷物の受入においては、トラックから荷物をいったん平置きにしてから、改めて受入れた物品を登録します。しかし、平置きされた物品を巡りながらデータを入力するは手間がかかります。
また生産現場によっては、荷下ろしした物品を保管する場所が工場内にないケースもあります。
このようなケースにおいて、荷下ろしをする作業者が音声で物品コードなどを即時入力できるようにすることで、荷下ろし業務の迅速化・効率化を可能にします。
食品製造向け 音声入力
音声による原料投入チェックにより食品廃棄ロスを実現
食品製造の現場では、「原料の投入量間違い」や「類似原料が多いことによる投入品目の間違い」「原料の投入忘れ」などによって食品廃棄が発生するという問題があります。
このような問題を解決するため、WorkingVoiceではレシピと投入量の音声チェックや、類似品目・未投入原料のアラームでの音声通知により、原料誤投入を防止します。
Excel音声入力
独自のExcel表に音声でデータ入力
Excelのコメント機能により音声辞書や入力制限を実現するため、Excelテンプレートを作成し、疑似的なExcelアプリケーションの音声入力を経由して最終的にExcel表にデータを格納します。
基本情報
システム構成図

- Windowsに加え、iOS/Androidに対応可能
- Microsoft .NET Frameworkによる開発
- スクラッチ開発またはテンプレート利用によるシステム提供
- 音声辞書は発音を平仮名表記するだけ
- 音声処理はクライアントPC内部で処理するため、ネットワーク外部音声サーバは不要
- ロジテック カスタムコントローラ動作確認済みソフトウェアとして掲載
価格
- ご参考ライセンス価格:音声認識ライセンス+音声出力ライセンス 10万円/PC1台
- ご参考アプリケーション価格帯:200万円~500万円