Zabbixを活用した統合監視環境の設計・構築から運用までトータルサポート
現在はシステム構築においてオープンソース・ソフトウェア(OSS)が幅広く利用されていますが、ネットワークやサーバーの監視についてもOSSは必要不可欠となっています。
なかでも、GNU General Public License version 2(GPLv2)のもとにリリースされ、商用・非商用に関わらず全機能を無料で使用できることから人気が高いのが、統合監視ソフトウェア『Zabbix』です。
Zabbixはその高い拡張性や信頼性に加え、パフォーマンスの高さ、使用方法の容易さ、極めて低い維持費といったメリットにより、世界中で高い評価を受けています。Zabbixを活用した監視ソリューションは数多くの企業で導入、利用されています。
Zabbix監視ソリューションの構成
Zabbixはネットワークに接続されたサーバー、ネットワーク機器、Webページ、アプリケーションの可用性やパフォーマンスをリアルタイムに監視するソフトウェアです。
ITインフラストラクチャ全体の健全性を定期的にチェックし、リアルタイムな管理者への障害通知とWebインターフェースからの状況把握を可能にします。
Zabbixサーバー
Zabbixサーバーは、ネットワーク越しにステータス情報を収集し、保存・蓄積する監視マネージャーです。すべての監視設定や収集データはZabbixサーバーに保存され、Webインターフェースから一元管理することが可能です。
Zabbixプロキシ
Zabbixプロキシを使用することで、大規模環境の分散監視やファイアーウォール越しの監視が可能となります。インターネット越しに複数拠点の監視を一元的に行うこともできます。
Zabbixエージェント
Zabbixエージェントは、稼働情報データをローカルで収集し、Zabbixサーバーへ連携します。Zabbixサーバーからのリクエストを受けてレスポンスを返すパッシブモードと、定期的にZabbixエージェントからデータを送信するアクティブモードの使い分けが可能です。また、ルーターやファイアーウォール越しの監視も実現できます。
Zabbix導入支援に関するプロジェクト実績例
研究機関向け監視ソリューション
Microsoft Azureの東日本リージョン及び西日本リージョンに、Zabbixサーバー/Zabbixプロキシをそれぞれ1台ずつ構築。また、監視対象となるサーバー65台にZabbixエージェントを導入しました。
自動車メーカー向け監視ソリューション
お客さまのデータセンター内にZabbixサーバーを1台構築し、センター内のネットワーク機器、サーバー、ストレージを監視できる構成としました。