インタビュー
専門外の領域で、道を切り拓く。
挑戦が導いた研究者としての飛躍
(2004年入社)
- 専攻
- 理論物性物理学
現在の研究内容を教えて下さい。
計算創薬の最前線で、
インフォマティクスの知見を磨く
創薬の基礎研究を行うベンチャー企業に外勤し、計算創薬研究に関する分子モデリング・シミュレーション技術の開発・調査と、それらの技術を用いたデータ解析などを主に担当しています。開発したプログラムが商品となるのですが、営業と研究の距離が近いため、営業からセールスポイントを聞かれたり、営業からのフィードバックが開発方向に影響したりすることもあり、ベンチャーならではの臨場感を感じています。
仕事をする上で心がけているのは、人間関係を大切にすることです。事務的な連絡事項でも、先方のご都合を考えて早めに連絡するなど、小さな心配りを意識しています。
テクノプロ・R&D社の良い点・強みは?
ニッチな領域が専門でも、
ピッタリのテーマに巡り会えた
テクノプロ・R&D社との出会いは、大学院で博士後期課程を修了しポスドクとして研究を続けた後の勤め先を探していたときです。大学院やポスドクの頃は、物性物理学を対象とした計算モデル作成・計算機シミュレーションを行っていました。物性物理学は非常に小さい分野で、当時その知見や技術を活かした勤務先を個人の力で見つけることは非常に困難だったんです。そんな中でテクノプロ・R&D社は時代に先駆けて研究者に特化した人材派遣業を行っており、そこに可能性を感じて迷わず入社しました。私の専門領域はニッチでしたが、最初の配属で物質化学分野の研究という自分にピッタリのテーマを提示いただき、安心して研究に臨むことができました。学会参加補助制度を利用して最先端の学会発表に参加するなど、会社側がスキルアップをサポートしてくれたのも助かりましたね。
目指すキャリア、これから挑戦したいことは?
専門外テーマでの研究という難関を超え、
成長を実感
私のキャリアは、全くの専門外だった計算創薬業務に携わったことが大きな転機となりました。生物学も薬学も知識のない私が初めて担当したのは、インフォマティクスソフトウェアを使った新薬の候補化合物を見つける業務。ファーマコフォアも計算理論も分からず、まともな出力結果が出ているかも判断できないので、最初は結果報告ができませんでした。だけど、いつまでもそういうわけにはいきません。「初めての分野なんだから、経験のある人と同じような報告はできなくて当然だ」と、開き直ったんです。計算条件の説明を増やし、結果の判断は自分が理解できる範囲とそうでない範囲を明確にして報告するようにしました。そうしているうちに徐々に知識や技術が身についていきました。「ええカッコしい」は不要、できることを愚直にやる。やっていれば、力は自ずとついてきます。結果的には、未知の分野への挑戦を経て自分自身の成長を感じることができる、非常に良い機会になったと思っています。
これから挑戦したいのは、近年急速発達しているAI創薬です。AIは便利ですが、誤った結果を出力することもたくさんあります。つまり、AIが出した結果を選別するのはあくまで人である研究者です。より良い結果を選別できるよう、従来法もしっかり勉強したいと思っています。
最後に入社を検討している方へメッセージを
未知への挑戦が、
自分の可能性を広げてくれる
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