エンジニア座談会 -戦略研修採用編 -

<研修受講生が赤裸々に語る座談会>
化学専攻と生物学専攻の二人が、ITエンジニアの道を目指した理由とは?実際に研修を受けてどうだった?

テクノプロ・デザイン社の特徴の一つに、技術者の育成制度があります。たとえば2~6カ月間でプロジェクト現場で活躍できるエンジニアを育成する当社独自の「戦略研修コース」。
ここでは戦略研修コースの組込ソフトウェアキャリアアップコース研修を受講した同期入社の2名を座談会形式で紹介します。

N.T.

2021年7月 / キャリア入社

大学で生物学を専攻後、テクノプロ・デザイン社の戦略研修採用にて入社。 入社後組込ソフトウェアキャリアアップコース研修を受講した後、 大手メーカーで、ADAS(Advanced Driver Assistance System:先進運転支援システム)のアプリケーション開発に従事中。

Y.S.

2021年7月 / キャリア入社

大学院博士後期課程まで化学(分子機械)専攻後、テクノプロ・デザイン社の戦略研修採用にて入社。 入社後組込ソフトウェアキャリアアップコース研修を受講した後、車載機器の受託開発プロジェクトに配属され、評価・解析、実装工程を経験し、今は要件定義を担っている。

<入社動機>大学で研究に没頭した後、エンジニアへ

Y・S

もともと大学・大学院で化学を専攻しており、ITとは異なる研究分野だったんです。分子機械(機械的動作をする分子の集合体)をテーマにした基礎研究を行っていました。結局、博士課程まで基礎研究に打ち込んで一定の研究成果をあげることができたのですが……。なんだかもやもやした気持ちも並行して浮かんできたのです。

N・T

私も大学では生物学を専攻し、主に細胞の培養研究に従事していました。学部生のときはエンジニアになるとは思っていませんでした(笑)。そこから先は大学院に進学して研究者へという道もありました。でも、一定の成果が出せた段階で、研究に対する興味を失ってしまったんです。

Y・S

研究者として専門特化するよりも、もっと社会に広く貢献できる仕事に就きたいという気持ちですよね。

N・T

自分の手掛けたものが実際に動き、人々が喜んでくれるというのが理想でした。モノづくりは好きだったので、いざ就職活動するといったときには「エンジニア」という職種に絞って探しました。

Y・S

私も同じですね。とはいえ、全く別の分野しか学んでいなかったのでエンジニアで食べていくとなると技術について本格的に学ぶ必要も出てきます。そこで、未経験から確実に成長できる仕組みが整っている企業を選ぼうと思いました。
いくつか候補を選んでいく中で、研修体系が整っていることと、研修しっぱなしではなく、きちんと知識を踏まえた上で、キャリアパスを継続的に描けるようなプロジェクト現場に配属してもらえる企業を探しました。

N・T

そこで出会ったのがテクノプロ・デザイン社だったというわけですね。「未経験OK」「研修充実」といった文言はさまざまな求人媒体で見かけましたが、どのようにキャリアパスを描けるのかが明確になっている環境でなければ、やっぱり不安でしたね。その点、当社は「戦略研修」という名称がある分、社員一人ひとりの成長ベクトルを踏まえた育成をしてくれると思いました。

──学生時代の経験で今に活きていることってありますか?

Y・S

理系の研究室って指導教授とのメール文面の書き方や報告の仕方など、きちんとした作法が必要になることも多いので、その点は社会に出ても使えるかなと思ってはいました。

N・T

理系あるあるですね(笑)。私の研究室でも発表に使うパワーポイントのスライドは、フォントの種類や大きさまで厳しく指導いただきました。そういうところはエンジニアになってからもベースとしては活用できているかもしれません。

<戦略研修>フルリモートでの3カ月間で、何が得られたのか

N・T

入社後はともに戦略研修を受講しましたが、Y・Sさんは研修についてどうでしたか。 同期入社の社員は10名いましたが、ご時世的に研修中はフルリモートだったので、直接会ったことがあるのはY・Sさんくらいで……。

Y・S

私も研修修了後の配属先で「N・Tさんという人も来るから」と言われて「あれ?聞いたことがある名前だな」と(笑)。研修から配属先まで一緒になるなんて思っていませんでしたが、一緒になれたのはちょっとほっとしたいうか、嬉しかったですよ。フルリモートではありましたが、研修内容自体は非常に充実していたなというのが率直な感想です。

N・T

特にマイコンの講義はおもしろかったですね。出された課題に対して2週間程度、じっくりと取り組んで最後に講師からレビューしてもらうという流れだったのですが、自分が手を動かすことで思い通りのカタチになっていく過程が本当に楽しくて没頭しました。モノづくりの仕事に就いていくんだなという実感というか。

Y・S

私は「モデルカーの研修」がすごくおもしろかったです。ラジコン車のような研修用装置に、自分でソースコードを手掛けて「どう考えてどのようなソースを書いたのか」といったレビューを参加者や講師に向けて行い、改善点などの評価をもらうというものでした。

N・T

同期社員たちとはグループチャットでやりとりもしましたね。3名でチームを組んで進めていく講義もあって。

Y・S

そうでした。お互いにフォローし合いながら進めていったので、楽しかったです。あとは最初の自己紹介は印象に残っています。

N・T

あ、趣味がゲームというくだりですね(笑)。「ゲーム実況系のVチューバー」の話で盛り上がりましたね。

共通の趣味があることが分かった瞬間で「あ、同じ志向の人がいる!」と、勝手に距離が近くなりました(笑)。今も同じ配属先で隣席なので、昼食の際などにゲームの話で盛り上がったりしていますよね。

Y・S

あとは戦略研修の受講後にも、テクノプロ・デザイン社には資格取得をサポートする仕組みや制度があります。「合格」というゴールが明確なので目標設定もしやすくて、やればやっただけ成長できているという実感やモチベーションにもつながっています。

N・T

私も同感です。その資格が業務に直結しているわけではないのですが、基礎的な知識を「資格」という形で一定の水準をクリアできているという自信にはつながっています。

<プロジェクト配属>悩みながら一つの壁を乗り越えると、その先が見えてくる。

Y・S

研修修了後は、自動車におけるADAS (Advanced Driver Assistance System:先進運転支援システム)のアプリケーション開発プロジェクトに配属となりました。前述しましたが、N・Tさんと同じプロジェクトです。
次世代自動車開発に関わるプロジェクトへの配属は、モノづくりに憧れていた私にとって大きな喜びがありました。最初は評価・解析業務という下流工程から入りましたが、そこでは扱う製品そのものの知識を身につけることができたと思います。
3カ月後に実装工程のチームに移り、そこからさらに要件定義など上流のほうにシフトしているのですが、指示を出される側から出す側になったことで、より多角的な視点で業務を見ることができている気がします。

N・T

Y・Sさんは一日中、リモート会議していますよね?隣の席から「うわ、忙しそうだな」と思いつつ、陰ながら応援しています(笑)。
私は実装フェーズを担っていますが、もう目の前の業務でいっぱいいっぱいで……。新しい知識を覚えながら、実際に手を動かして学んでいるので、じっくり取り組むというよりも走りながら覚えていっている感じです。

Y・S

先日は社内でのレビューもありましたね。お疲れ様でした。レビューは大きな山でもあるので、終わった瞬間の解放感がたまりませんね(笑)。

N・T

レビューについては上司に見せる前に先輩など身近な方々に協力してもらい、問題点があれば一つひとつ潰していくので、本番のレビューも問題なくできた気がします。まだまだ課題も多いですが、やりきったという実感はあります。レビューする前と後では、業務に対する見え方も変わってきたかもしれません。

──Y・Sさんは上流工程へ移っていますが、近い将来はマネジメント業務にもチャレンジしたいんですか?

Y・S

いえ、まだマネジメントという視点はなく、今はプログラミングに精通したいです。プログラミングのプロフェッショナルになるのも一つの道ではないかと思っています。ある程度経験を積むと、マネジメント志向がある人と技術面での深堀をしたい人と分かれてくるのかもしれません。

<求める人材>幅広い人材が活躍できるフィールド。でも自主性が大切

──もし後輩ができるとしたら、お二人はどんな人と働きたいと思いますか?

N・T

あたりが強めの人はちょっと苦手かも(笑)。職場全体に言えることだと思いますが、技術にめちゃくちゃ詳しいというよりも、人柄やコミュニケーションの取りやすさのほうが重要かもしれないです。

Y・S

確かに、先輩や上司ともコミュニケーションを密にとって進めていく業務も多いですから。あとはたとえば学生時代に一つの分野で研究していた方や、前職にエンジニアの経験がある方なら、普通にPDCAをまわせると思うので、その基本的な行動ができる方なら成長できるんじゃないかなと思いますね。

N・T

そうですね。待っている姿勢だけでは成長できないかもしれません。せっかく「戦略研修→スキルアップできるプロジェクト」へと着実にシフトできる体制があるので、それを活かしながら自分のキャリアパスを自主的に描いていく気持ちがあれば、やりがいにもつながっていくんじゃないかと思います。

Y・S

エンジニア未経験であっても、積極的に学ぶ姿勢があれば周囲がしっかりとフォローしてくれる環境が整っているので、モノづくりに興味がある方はぜひチャレンジしてほしいと思います。

Review 評価制度

Read more

Interview インタビュー一覧

Read more

Entry

テクノプロ・デザイン社へのエントリー