東京大学鳥海研究室とテクノプロHDの共同研究が2024年度人工知能学会全国大会において優秀賞を受賞

今年度の人工知能学会全国大会（JSAI2024）において、テクノプロ・ホールディングス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長兼CEO：八木毅之、以下「テクノプロHD」）と、国立大学法人東京大学大学院工学系研究科 鳥海研究室との共同研究として発表した論文「職歴データを用いたエンジニアキャリアパスの分析」（中条 雅貴、鳥海 不二夫）が、全国大会優秀賞を受賞しました。

研究概要

本研究では、テクノプロHDが多様な産業と技術領域で採用・育成・配置してきた約1万6千人のエンジニアの職歴データを用いて、エンジニアのキャリア変遷パターンを分析しました。この分析により、単一業界に特化したスペシャリストと複数業界にまたがる経験を持つジェネラリストという2つの異なるキャリアパスが存在することが明らかになりました。さらに、職歴データをテキスト埋め込み技術を用いてベクトル化することで、それぞれのエンジニアのキャリア変遷をより詳細かつ定量的に分析可能であることを示しました。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/pjsai/JSAI2024/0/JSAI2024_4C3GS1102/_article/-char/ja

今回の受賞は、日本国内における技術人材不足という課題の解決に向けた、当社グループの取組みの成果の一つであると考えております。今後も、限りある人的資本による効率的な価値創造の仕組みの創出を目指し、広く社会と連携した取組みを推進してまいります。

人工知能学会全国大会について

一般社団法人 人工知能学会が開催する人工知能学会全国大会は、人工知能に関する日本最大級の学会のひとつで、年に1回開催されています。全国大会優秀賞は、全国大会で発表された研究を表彰対象とし、特に優秀な研究を発表した者に授与される賞です。

人工知能学会受賞者【全国大会優秀賞】
https://www.ai-gakkai.or.jp/about/award/jsai_award-conf/#CONFERENCE