タンパク質
LINEUP

組換えタンパク質の発現精製
- 1.大腸菌
- 2.酵母(ピキア, 出芽)
- 3.昆虫細胞(Sf9)
- 4.哺乳類細胞(HEK293, CHO等)

非組換えタンパク質の精製
- 1.動植物の組織/器官
- 2.培養細胞の内在性タンパク質

コムギ無細胞合成系を用いた難発現タンパク質の調製
- 1.多種類のタンパク質の一括合成
- 2.膜タンパク質
- 3.細胞毒性のあるタンパク質

安定性解析・相互作用解析
- 1.熱安定性解析(TSA/DSF,DSC)
- 2.分子間相互作用解析(SPR, ITC)

立体構造解析
- 1.X線結晶構造解析
- 2.クライオ電顕試料の調製
- 3.安定同位体標識タンパク質の調製

その他
- 1.保存安定性試験
- 2.タンパク質の標識
- 3.難水溶性タンパク質の可溶化
- 4.ウイルス検出試験
- 5.酵素活性測定
受託サービス詳細
A
組換えタンパク質の発現精製
各種発現系を用いて組換えタンパク質を調製します。
A-1
大腸菌
A-1-1
3量体組換えタンパク質の発現精製
内 容 | ヘテロ複合体を形成する3種類のタンパク質を発現するプラスミドベクターを構築する。それを大腸菌に導入して組換えタンパク質を発現させる。Ni-NTAアフィニティクロマトグラフィ、陰イオン交換クロマトグラフィ、およびゲルろ過クロマトグラフィにより精製することで、シングルピークの高純度ヘテロ複合体タンパク質を調製する。 |
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提出物 | プラスミド、組換え大腸菌、精製タンパク質、報告書 |
価 格 | 2,500,000円 ~ |
納 期 | 3か月程度 |
A-1-2
大腸菌発現系を用いた組換えタンパク質調製およびその産業第二種使用申請
内 容 | Hisタグ融合タンパク質を発現するプラスミドベクターを構築する。それを大腸菌に導入し、組換えタンパク質を発現させる。Ni-NTAアフィニティクロマトグラフィ等により、Hisタグ融合タンパク質を調製する。組換えタンパク質を産業用途で使用できるように、経済産業省に産業第二種使用等の確認申請を行う。 |
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提出物 | プラスミド、精製タンパク質、産業第二種使用等確認申請書、報告書 |
価 格 | 1,500,000円 ~ |
納 期 | 2か月程度 |
A-1-3
400種類のスクリーニング用酵素変異体の調製
内 容 | 1種類の酵素に対する400種類の変異体(プラスミドは試験委託者よりご提供)を発現し、Ni-NTAアフィニティクロマトグラフィで簡易精製し、試験委託者へ送付した。 |
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提出物 | 精製タンパク質 |
価 格 | 4,000,000円 ~ |
納 期 | 3か月程度 |
A-2
酵母(Pichia, 出芽)
A-2-1
Pichia酵母発現系を用いたHisタグ融合タンパク質の発現精製
内 容 | Hisタグ融合タンパク質を分泌タンパク質として発現するプラスミドベクターを構築する。それをPichia酵母に導入して組換えタンパク質を分泌させる。Ni-NTAアフィニティクロマトグラフィにより、酵母培養上清からHisタグ融合タンパク質を調製する。 |
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提出物 | プラスミド、組換え酵母、精製タンパク質、報告書 |
価 格 | 2,500,000円 ~ |
納 期 | 3か月程度 |
A-3
昆虫細胞(Sf9)
A-3-1
昆虫細胞-バキュロウイルス発現系を用いた組換えタンパク質の発現精製
内 容 | 昆虫細胞においてバキュロウイルスを産生させるプラスミドベクターを構築する。それをSf9系細胞に導入し、バキュロウイルスを調製する。ウイルスの力価測定およびタンパク質の最適発現条件検討を実施した後に、組換えタンパク質を調製する。 |
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提出物 | プラスミド、精製タンパク質、報告書 |
価 格 | 2,500,000円 ~ |
納 期 | 3か月程度 |
A-3-2
GPCR/Gタンパク質複合体を発現した膜画分の調製およびアッセイ系構築
内 容 | 任意のGPCR(Gタンパク質共役型受容体)および三量体Gタンパク質をSf-9/バキュロウイルス系にて発現し、膜画分(またはウイルス画分)を調製する。調製した画分を用い、蛍光リガンド等を用いてGPCR/Gタンパク質複合体に対する相互作用スクリーニングを行う。 |
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提出物 | 報告書 |
価 格 | お問い合わせ |
納 期 | お問い合わせ |
A-4
動物細胞(HEK293, CHO等)
A-4-1
哺乳類細胞発現系を用いた組換えタンパク質の発現精製
内 容 | DYKDDDDK融合タンパク質を発現するプラスミドベクターを構築する。それを293系またはCHO系細胞に導入し、組換えタンパク質を一過的に発現さる。最適発現条件を検討した後、アフィニティクロマトグラフィにより細胞質中のDYKDDDDK融合タンパク質を調製する。要望に応じて、膜タンパク質の調製にも対応する。 |
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提出物 | プラスミド、精製タンパク質、報告書 |
価 格 | 2,400,000円 ~ |
納 期 | 3か月程度 |
B
非組換えタンパク質の精製
生体試料 (組織、細胞等) からの内在性タンパク質の精製も可能です。
B-1
動植物の組織/器官
B-1-1
動物組織からの酵素精製
内 容 | ブタ臓器から目的酵素を、その活性を指標として、加熱処理、硫安沈殿、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィーの組み合わせによって精製する。必要に応じて目的酵素の阻害剤を固定化したカラムを作製し、アフィニティークロマトグラフィー等も検討する。 |
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提出物 | 精製タンパク質、精製情報 |
価 格 | 2,000,000円 ~ |
納 期 | 3か月程度 |
B-2
培養細胞の内在性タンパク質
B-2-1
培養細胞からの内在性タンパク質精製
内 容 | 文献情報を参考に、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー、密度勾配遠心等を組み合わせて、培養細胞を出発材料とした内在性タンパク質精製を行う。 |
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提出物 | 精製タンパク質、精製情報 |
価 格 | 2,000,000円 ~ |
納 期 | 3か月程度 |
C
コムギ無細胞合成系を用いた難発現タンパク質の調製
目的タンパク質の選定から、大量調製、各種アッセイまで。
コムギ無細胞合成系からはじめるタンパク質研究「お任せ」サービスです。
PICK UP タンパク質一括合成・解析サービス
C-1
多種類のタンパク質の一括合成
C-1-1
多種類のタンパク質の一括合成
内 容 | コムギ胚芽無細胞系を用いて、任意のタンパク質群 (膜タンパク質、転写因子ファミリー、ホモログタンパク質、点突然変異タンパク質群など) を96/384-well plate上に合成し、プロテインアレイを構築する。 |
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提出物 | プラスミド、プロテインアレイ、タンパク質情報 |
価 格 | 1,000,000円 ~(発現ベクター100種類構築費用は別途3,000,000円 ~) |
納 期 | 2か月程度 |
C-2
膜タンパク質
C-2-1
膜タンパク質の合成
内 容 | コムギ胚芽無細胞系を用いて、任意の膜タンパク質 (GPCR、イオンチャネル、トランスポーターなど) をプロテオリポソームとして合成する。遠心により膜画分を粗精製した後に、界面活性剤を用いて膜タンパク質を可溶化する。ゲルろ過クロマトグラフィー等により膜タンパク質を精製する。 |
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提出物 | プラスミド、精製タンパク質、タンパク質情報 |
価 格 | 1,500,000円 ~ |
納 期 | 3か月程度 |
C-3
難発現タンパク質
C-3-1
難発現タンパク質の合成
内 容 | コムギ胚芽無細胞系を用いて、大腸菌や培養細胞では調製することの難しい不溶性タンパク質および毒性タンパク質 (細胞毒タンパク質、強活性酵素、ウイルスタンパク質など)を精製する。 |
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提出物 | プラスミド、精製タンパク質、タンパク質情報 |
価 格 | 1,200,000円 ~ |
納 期 | 1か月程度 |
D
安定性解析・相互作用解析
目的とするタンパク質の性状を様々な手法で解析します。
D-1
熱安定性解析(TSA/DSF,DSC)
D-1-1
タンパク質の保存安定性の解析
内 容 | DSF (示差走査フルオロメトリー) を用いて、10種類のバッファー条件 (pH、塩濃度、各種添加剤等) におけるタンパク質の変性温度Tmを測定し、最も熱安定なバッファー条件(保存に適するバッファー条件)を検討する。 |
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提出物 | 報告書 |
価 格 | 550,000円 ~ |
納 期 | 1か月程度 |
D-1-2
DSCによるフォールディングの熱力学パラメータ解析
内 容 | DSC (示差走査カロリメトリー) を用いて2種類のタンパク質の熱変性過程における溶液の定圧熱容量を測定し、解析によってエンタルピー項ΔH、エントロピー項-TΔSを得る。 |
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提出物 | 報告書 |
価 格 | 400,000円 ~ |
納 期 | 3週間程度 |
D-2
分子間相互作用解析 (SPR, ITC)
D-2-1
SPRを用いた分子間相互作用解析
内 容 | SPR (表面プラズモン共鳴法) を用いて、1種類の受容体をリガンド、6種類のタンパク質をアナライトとして5濃度条件での相互作用をセンサーチップ上で測定する。1:1-bindingモデルおよび、必要に応じてbivalentもしくはtwo stateモデルを用いて、それぞれの相互作用の速度定数(ka, kd)および平衡定数(KD)を算出する。 |
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提出物 | 報告書、測定データ |
価 格 | 1,000,000円 ~ |
納 期 | 2か月程度 |
D-2-2
ITCを用いた分子間相互作用解析
内 容 | ITC (等温滴定カロリメトリー) を用いて、1種類のタンパク質に対する低分子リガンド2種の相互作用による反応熱をそれぞれ測定する。解析によって分子間相互作用のエンタルピー項ΔH、エントロピー項-TΔSを得る。 |
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提出物 | 報告書、測定データ |
価 格 | 500,000円 ~ |
納 期 | 2か月程度 |
E
立体構造解析
目的タンパク質の構造を様々な手法で解析します。
E-1
X線結晶構造解析
E-1-1
X線結晶構造解析用タンパク質試料の調製
内 容 | 各種ホストを用いて調製した組換えタンパク質を、ゲル濾過クロマトグラフィー等により高度精製する。動的光散乱法 (DLS) により精製試料溶液中の粒子の均一性を確認し、結晶化に適した試料であるかを評価する。 |
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提出物 | プラスミド、精製タンパク質、タンパク質情報 |
価 格 | 2,000,000円 ~ |
納 期 | 3か月程度 |
E-1-2
タンパク質の結晶化スクリーニング
内 容 | タンパク質を96種の沈殿剤存在下、Sitting-drop蒸気拡散法にて結晶化する。結晶が見られた条件について、24-well plate上でのHanging-drop蒸気拡散法を用いて展開する。結晶が得られた場合、メチレンブルー染色によってタンパク質結晶か、塩の結晶かを判定する。同一条件にて十分な数と質の結晶が得られた場合、クライオプロテクタントの検討を行う。 |
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提出物 | 報告書 |
価 格 | 600,000円 ~ |
納 期 | 2~6か月 |
E-1-3
タンパク質結晶のX線回折強度データ収集および立体構造解析
内 容 | 放射光施設において、タンパク質結晶のX線回折強度データを収集する。得られた回折強度データから初期位相の決定、モデル構築、立体構造の精密化を実施する。立体構造情報をPDBに登録する。 |
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提出物 | 報告書 |
価 格 | 300,000円 ~ |
納 期 | 3か月程度 |
E-2
クライオ電子顕微鏡単粒子解析
E-2-1
クライオ電顕用タンパク質試料の調製
内 容 | 各種ホストを用いて調製した組換えタンパク質を、ゲル濾過クロマトグラフィー等により高度精製する。動的光散乱法 (DLS) により精製試料溶液中の粒子の均一性を確認する。酢酸ウランを用いて精製試料をネガティブ染色する。 |
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提出物 | プラスミド、安定同位体標識タンパク質、報告書 |
価 格 | 2,000,000円 ~ |
納 期 | 3か月程度 |
E-3
核磁気共鳴法 (NMR)
E-3-1
安定同位体標識タンパク質の調製
内 容 | 目的とするタンパク質を発現するプラスミドベクターを構築する。安定同位体試薬含有培地で大腸菌を培養し、組換えタンパク質を発現させる。Ni-NTAアフィニティクロマトグラフィ等により、安定同位体標識タンパク質を調製する。 |
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提出物 | プラスミド、安定同位体標識タンパク質、報告書 |
価 格 | 2,000,000円 ~ |
納 期 | 3か月程度 |
F
その他
精製タンパク質等を試料としてタンパク質の各種性状解析、条件検討を行います。
F-1
保存安定性試験
F-1-1
タンパク質および化合物の保存安定性試験
内 容 | タンパク質および化合物を指定の温度で一定期間保存し、SDS-PAGEまたはHPLCによる分析を定期的に実施する。高温条件での加速試験を併せて実施する。 |
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提出物 | 報告書 |
価 格 | 1,000,000円 ~ |
納 期 | 任意の期間 |
F-2
タンパク質の標識
F-2-1
タンパク質の標識
内 容 | 抗体および組換えタンパク質をHRP、ビオチン、蛍光色素、PEGおよび任意の化合物で標識する。ゲル濾過クロマトグラフィー等により標識タンパク質を精製する。 |
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提出物 | 標識タンパク質、報告書 |
価 格 | 600,000円 ~ |
納 期 | 2か月程度 |
F-3
難水溶性タンパク質の可溶化
F-3-1
難水溶性タンパク質の可溶化
内 容 | アフィニティタグおよび発現条件の検討等により、大腸菌発現系における難水溶性タンパク質を可溶化する。 |
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提出物 | プラスミド、精製タンパク質、報告書 |
価 格 | 2,000,000円 ~ |
納 期 | 3か月程度 |
F-4
ウイルス検出試験
F-4-1
ウイルス否定試験
内 容 | タンパク質調製試験に使用する培養細胞および動物組織試料中の対象ウイルスゲノム (HIV, HAV, HBV, HCV, HTLV-1など) をqPCRにより検出する。 |
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提出物 | 報告書 |
価 格 | 600,000円 ~ |
納 期 | 2か月程度 |
F-5
酵素活性測定
F-5-1
精製タンパク質の酵素活性測定
内 容 | タンパク質調製試験により得られた酵素の活性を測定する。 |
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提出物 | 報告書 |
価 格 | 1,000,000円 ~ |
納 期 | 2か月程度 |
ご相談事例
タンパク質関連の試験系について相談したい
- 目的及び対象に合わせたタンパク質の発現精製法を相談したい
- 安定性解析・相互作用解析・酵素活性測定などの系を構築したい
多種類のタンパク質を一括調製したい
- 変異体やホモログを一括調製したい
- タグやコンストラクションの検討をしたい
- 膜タンパク質を一括調製したい
トラブルシュート・試験系の改善等をしたい
- 発現しない・精製できない・活性がない等のトラブルシュート
- 収率を上げたい・精製度を上げたい
人手・設備が足りない
- タンパク質関連の知識・経験の豊富な技術者の手を借りたい
- 精製用設備やSPR、ITC、DSC等の機材を使った試験をしたい
難易度の高いタンパク質調製を行いたい
- 膜タンパク質や複合体タンパク質、細胞毒性のあるタンパク質等
- アフィニティークロマトグラフィーを使わない精製
特長
-
お客様の
ご状況に合わせた
実験系をご提案このタンパク質はどう発現精製すればよいか?ターゲットとの相互作用をどのような手法で解析すればよいか?10年以上のタンパク質研究歴を持つスペシャリストがターゲットと目的に合わせた最適な実験系をご提案いたします。
Web会議によるご相談も承ります。 -
不確定要素の
多い試験にも
対応可能先行研究のないタンパク質発現精製・活性測定系構築、高分解能の構造解析等、不確定要素の多い試験にも対応いたします。
受託実績もございますので、受託サービス詳細をご覧ください! -
ワンストップ
サービスさまざまな分野のスペシャリストが在籍しているため、複合的なプロジェクトを自由な組み合わせでご依頼いただけます。試験の材料となるタンパク質や細胞の調製から、各種解析・アッセイ系の構築、スクリーニングまで、お客様のプロジェクトを丸ごとご依頼いただくことも、ご希望の部分だけを切り出してご依頼いただくことも可能です。
ご契約の流れ
ご契約や業務遂行に際しては徹底したコンプライアンス体制に基づいたプロセスマネジメントを行います。
ご契約形態&プロセスは、こちらからもご確認いただけます。
-
STEP1
相談
まずはお問い合わせフォームよりご連絡
頂戴したご相談内容に応じて、担当者よりご連絡いたします。
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STEP2
事前打ち合わせ
NDA締結事前に開示可能な情報より受託可否について回答
事前打ち合わせのみでお見積もり提示が可能なケースもあります。
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STEP3
NDA締結
詳細打ち合わせに際して、NDA締結から着手
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STEP4
詳細打ち合わせ
お見積り提示を目的とした、詳細打ち合わせを実施
-
STEP5
お見積り提示
詳細打ち合わせに基づき、お見積もりを提示
-
STEP6
ご発注
取引基本契約書を締結、および案件単位・検収単位での
注文書による都度発注を推奨試験目的やご予算に応じて、試験規模、契約期間、検収単位を柔軟にご設定いただくことが可能です。
-
STEP7
受託サービスの
ご提供試験途中での打ち合わせ・中間報告などに対応
-
STEP8
最終報告(納品)・
検収最終報告(納品)時に、検収に必要な書類およびご請求書を提出