自動車開発/MBDなどに欠かせない仮想環境構築を支援する。
自動車開発シーンにおいて、シミュレーションモデルを構築するためにMILS、HILS、SILSの活用は欠かせません。しかし開発現場ではその知見がなかったり、人手不足により思うように進まないケースも増えています。テクノプロ・デザイン社は要件定義から仮想環境構築・運用までをシームレスに支援します。
MILS・HILS・SILSの仮想環境構築~試験運用まで対応。
自動車をはじめ建機、農機、産業機器、航空、宇宙などの各業界においてMBDを推進する上でHILS構築に必要なHW/SWの選定、自動検証環境構築・試験運用までを一括して対応します。
※MBDとは?
シミュレーション技術を活用した開発概念のことです。試作機をつくらずにシミュレーションを行うことで、コスト軽減や開発のスピード化につながり、次世代自動車開発などのシーンではもはや欠かせないものとなっています。
その中で用いる、エンジン機能や車両挙動を数値化した開発用シミュレータをHILS、モデルで記述した仕様書をプラントモデルと結合して 動作させるシミュレーション環境をMILS、そしてソースコードからPCで実行可能なオブジェクトコードを作成して動作させるシミュレーション環境をSILSと呼んでいます。
シミュレーション環境構築を支援することで、本来の開発業務に集中いただけます。
課題毎の解決策
● Case1/自働車メーカーにおいて、HW/SWの試験効率の向上、製品品質向上を実現
<Before>想定課題 | <After>課題解決 | |
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市場不具合を減らすためにシステム検証用のHILS構築を 行いたいが知見がない。 |
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HW/SWの選定、自動検証環境構築まで一括で対応が可能となった。 |
単一ECU用のデバッグ装置はあるが複数ECU用の検証環境やHILS構築に必要となるHWとSWの知見がない。 しかし、手動試験の工数を省人化・自動化して削減したい。 |
顧客提供のECUのHW仕様書から必要となるHILSのHW/SWについて 検証~自動検証環境の構築を行い、工数の削減が実現できた |
● Case2/自働車メーカーにおいて、複数ベンダーのシミュレーション環境の連携構築を実現。
<Before>想定課題 | <After>課題解決 | |
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複数ベンダー間のHILS連携環境を行いたいが、ノウハウがない。 |
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構築済のHILSへ他ベンダーHILSを連携し、 シミュレーションの効率化を実現。 |
構築済のHILSへ他ベンダーのHILSのアドオンができない。他ベンダーHILSの得意な試験を既存HILSと連携して行い、 試験の精度及び網羅性を向上させたい。 |
顧客構築済のHILSへアドオンする形で他ベンダーHILSの構築ができた。連携したHILSの自動試験環境の構築が行い、 試験の精度及び網羅性を向上ができた。 |
想定される業界・部門
・自動車、建機、農機、産業機器、航空、宇宙などの業界
・制御を含み、試作、検証が必要となる機器を開発されている先行開発部門、設計部門、試作部門、検証部門など
実績
■プロジェクト概要
目的:自動車内のコントローラ間の連携不具合の早期発見
対象企業:サプライヤ
期間:12か月
規模:40人月
成果:既存HILS環境の改修を行い、途中経過の可視化、結果レポートの一元化出力ファイル形式の汎用化
実行の高速化(処理の並列化)など、検証効率を向上させた。
ツール・技術・提供体制
・4地域に開発センターを設置(神戸、名古屋、東京、福岡)
・モデルベース関連ツールでMBSE、RCP、ACG、MILS、SILS、HILSに対応する機器を保有(複数ベンダーの連携対応も可能)
MathWorks(Simscape、Simulink、他ツール全般を保有)
dSPACE(SCALEXIO、MicroLabBox、ConfigurationDesk、AutomationDesk、ContolDesk、SYNECT、ASM、VEOS、TargrtLinkなど)、
ANSYS(Twinbuilder)、EA、Vector(CANape、CANoe、Diva、CANdelastudio)など
アライアンス先
・dSPACE Japan(エンジニアリングパートナーとして認定頂いています)
・インテグレーションテクノロジー(MathWorks認定パートナー)